本の量の予想

先日行った出張買取では、引き受ける本の量の予想を大幅に間違えてしまった。お客さんに冊数を聞いても、正確に答えてくれる方は少ないので、体積で量るようにしている。引っ越し段ボール何個ぐらいとか、身長の高さの本棚で、横幅どのくらいとか。

その買取では、スライド本棚10個ぐらいとの事なので、数千冊はあるかもしれないと覚悟していた。ただ、スライド本棚はいろいろな形があるので、想定はむずかしい。奥行きがないので、冊数があっても文庫本などが多くて、それほどの分量にならないかもしれない。家庭用のスライド本棚ではなく、図書館の書庫にあるようなレール式の移動棚を設置しているお宅も稀にある。

それでも千冊は下らないと考えて、その日は他の仕事を入れないで半日空けておいた。しかし、棚を見て驚いた。スライド本棚自体が10個ではなく、三重になったその面が10面なのは仕方ないとして、棚のほとんどが空なのだ。

我われのスタッフも、たしかに本そのものではなく、本棚の大きさと数を質問した。それが悪かったのかもしれないが…。必要な本を引き抜いたのか、他の業者が先に取っていったのかは分からないけれど。

それでも限定版の三島由紀夫全集などがあったので、金額的には半日分の仕事になったのでよかった。

そして、今日の出張買取は若旦那と。最初は高円寺。到着するなりまだ整理できていないとのことで、日を改めて買い取りすることになった。本棚に1000冊ほど、積み上げている本も同じぐらいある。来週来たときに、その内どのぐらいが残っていることか。

本日の2件目は地元吉祥寺で。『本因坊戦全集』『岩波講座日本通史』など。リフォームのため、本を全体に減らしたいとのことで、その他にも買えそうなところを数百冊ほど引き抜いて査定する。

先週買ったサブカルチャー本が、まだほとんど整理できていないが、あしたも大量の出張買取が予定されているので、19時で帰宅。