本の判型

製本

 1冊の本は印刷した紙を束ねて表紙を付けたものである。普通、本は同じものを複数冊つくる。
 紙を束ねて表紙を付けることを、「製本」と言う。製本の仕方には大きく分けて2種類がある。並製本(仮製本)と上製本(本製本)である。並製本はソフトカバー、上製本はハードカバーともいう。
 並製本は綴じた中身に柔らかい紙を付けて、中身と同時に化粧断ちしたものをいう。
 上製本は中身を綴じた後に、厚紙や布で作った堅い表紙を付けたものをいう。上製本の表紙は中身より大きい。

 多くの本は短い辺と長い辺の比が1:√2の形をしている。この形は長い辺(√2)を2つに折って半分にしても、縦横を入れ替えた同じ形になる。1:(√2)/2の両方の項に√2を乗じると√2:1になる。このような形を「正バイアス」という。
 例外として、新書・ノベルズ・コミックスで使われる縦長の形「B40取」、写真の多い雑誌で使われる「AB判」、詩集などにある正方形に近い「A20取」などがある。

大きさ

 文庫の大きさがA6判で葉書と同じ大きさである。長辺がボールペンの長さに相当する。絵の「1号」もこの大きさ(2号は葉書2つ分)。文庫より小さい本を「豆本」などという。
 文庫の倍の大きさがA5判で教科書や学術書に多く使われる。文芸雑誌もこの大きさ。ほぼ同じだが、少し高さが高いのが「菊判」である。
 A5判の倍の大きさがA4判(菊倍判)で美術書などに使われる。公文書の大きさ。
 文庫と学術書の中間ぐらいの大きさで、高さが新書判とほぼ等しいのが四六判である。小説の単行本によく使われる。四六判とB6判ははほぼ等しい大きさである。
 B6判の倍の大きさがB5判で、週刊誌の大きさ。
 B4は大型の美術書など、A3は豪華本やタブロイド、A2は新聞紙を開いた大きさである。